全部が学び、無駄なことはない

REINA.U
2022年入社

謙虚な姿勢と確かな実力で、技術面でも人柄面でも頼られるUさん。
なぜ、みんなから好かれ頼られるのか。その謎を紐解いていきます。

なぜLSに転職したのですか?

いろいろあるけど、最後はやっぱりあたたかさ!
①研修で幅広く学べる
②理念(こういう人間になりたい!)
③雰囲気が温かそう
大きく分けると、この3点です。

就活の際はIT業界と建築業界を見ていました。IT企業のインターンにも参加しましたが、「何でITなのか」を面接でなかなかうまく言えず、IT業界への就職は難しいと感じていました。建築は4年間大学で学んできた経験があったので話しやすかったこともあり、建築関係の会社に就職しました。
でも、実際に働いてみて、永く働く将来が考えられませんでした。
入社後2日目から現場に出て施工管理の業務が始まりましたが、実際に現場管理をする「施工管理」としてのキャリアプランを目指したいと思えない自分がいて、建築にすごく興味があるわけではなかったんだと気づきました。
学生の時、PHPやHTMLを学ぶスクールに通ってチーム開発を学んでおり、チャットツールを作る中でバグを見つけて直すのが楽しかったので、転職するならやっぱりITだと思いました。
転職活動中は、面接でうまくコミュニケーションが取れず、とても苦しい時期が続きました。
どんどん自分の良くないところが見えて自己嫌悪になっていて、人生とは何かということまで考えていた時期もありました。
そんな中でLIFESYNCと出会い、「研修で幅広く学べること」に魅力を感じたのが、最初に興味を持ったきっかけです。
それから面接に向かう電車の中で改めて社員理念25ヶ条を見て、私もこういう人間になりたいと思う要素がたくさん詰まっていました。
実際に会社に到着してみると、明るい雰囲気で、フロアに入るときに皆さん笑顔で挨拶をしてくれるようなあたたかい雰囲気に惹かれました。
また、面談でもなんでも肯定的に聞いてくれて、ありのままの気持ちを伝えやすかったことを覚えています。
他社の選考では、話しているときに「もういいです」と言われたこともありました。責められている感じがして面接が苦手でしたが、LIFESYNCの面談では先に会社のことをたくさん話してくださいました。それに対して思ったことを言えばよいという安心感があり、とても話しやすかったです。
ITはコミュニケーションが必要だといろいろな会社から言われていて、正直、私は会社で働いていけないのではないかと思っていました。それなら、チームでやるより最初から一人でやる方がいいのではないかとも考えていました。
でも、LIFESYNCではちゃんと働けています。
LIFESYNCの暖かさのおかげで、楽しく働くことができています。

入社してからどんな業務をしていますか?

「IT分野の医療機関」セキュリティプロジェクトの主要メンバーとして活躍

初めて携わったのはネットワークのプロジェクトです。

FortiGateというファイアウォール機器への移行作業を行いました。4か月間の初期研修で資格勉強を通じて学んでいた知識が結びつき、やっと本物を見た!という感覚になりました。
その後4か月間、セキュリティのプロジェクトにて、プラットフォームとWebアプリケーションに対する脆弱性診断を行いました。
脆弱性診断で使用するツールは見るのも使うのも初めてで、はじめは「脆弱性の種類がとてもたくさんあるな」くらいの印象でした。
ですが、4か月経つ頃には、報告書作成の際に良く出る脆弱性などが分かるようになっていました。
その後は、バックアップの機能を持つArcserveサーバーの移行プロジェクトにも関わらせていただき、何がインストールできるか、バックアップを問題なくとれるかなどの検証を実施しました。
本番環境で実現したいことを問題なくできるかを検証したり、実現するための方法を考えていました。
VMWareで構築している社内環境で検証を重ねていましたが、サーバーの経験がなく手探りで進めていたため、仮想環境の中に仮想環境を入れて動かしてサーバーを熱くさせて、サーバールームですごい音を鳴らしたり、奮闘していました(笑)
直近では、LIFESYNC社が東京都から直接発注を受けた、都が管理する400のシステムに対してWebアプリケーション診断を行いました。
診断の実施後、報告書を作成してお客様へ送付するという一連の流れを学びました。
自動診断を基本としていますが、脆弱性によって送るconfigとそのレスポンスの種類が様々あり、レスポンスによって脆弱性の有無を見極める必要があります。
ツールだけでは見極めに限界があるので、適宜手動診断も用いて診断を進めていきます。
サイト数が多く、手動診断では脆弱性の知識が必要にもなるため苦労しましたが、以前対応していた経験も活かし、どうにかやり遂げることができました。

やりがい、面白いと感じることはありますか?

誰かが作ったものを支え、強化し、守れるものが増える喜び

都が運営するサイトの診断を行ったときは、普段自分がアクセスしたことがあるサイトも入っていました。診断をかけていく中で、普段触れていたサイトの裏側を知ることができ面白く感じました。個人的にやってはいけない範疇であり、趣味としてできることではないので、裏側を見れたところは興味深かったです。
最近はニュースでサイバー攻撃のニュースをよく見るようになったこともあり、セキュリティの重要さを実感しています。
サイトの製作者は脆弱性に気づけないですし、狙われたときに危険かどうかは分からないものだと思います。それを、診断して発見・改善することで守れるかもしれない。守れるものが増えるのはすごいことですし、守れたらいいなって思います。
大事な仕事をしている実感がありますし、その分責任もあると感じてます。
現在仕事として対応しているのはWebサイトの脆弱性のみですが、Webサイト以外にもいろいろな守る対象があります。最近はランサムウェア攻撃が主流になっていますが、それを防げるようになってきたら今度は新たな違う攻撃がでてくると思います。その場合、新たな攻撃の対処法を考える必要がありますが、新しいことや変化があるのが楽しいなと思います。
また、基本的にはツールで診断をかけますが、ツールが必ず正しいわけではないのでそこにも正誤判断が必要になります。判断するためにはたくさんの知識が必要なので、その判断をできるようになればより達成感が得られると感じています。
現在は上司が対応してくれていますが、システムを守ることに直結していますし、仕事としても価値の創造をしていることになると思うので、知識をたくさんつけて、熟せる幅を広げていきたいです。
上司は、今回のプロジェクトで膨大なサイト数の中期間内にやり遂げたことをお客様からとても褒められていました。報告会には一緒に参加しましたが、脆弱性の傾向や今後気を付けたほうがいいところをまとめた発表が分かりやすいと好評でしたし、偉い方々からの質問もしっかり応えられていてすごいと思いました。
仕事をやりきる経験、自分がやった仕事で信頼を得るという経験をできたことは大きな収穫でした。また、エンドのお客様の近くで仕事をしたのが初めてだったので、それも嬉しかったです。いい評価をもらえたと聞けたのが4か月間やっていて一番嬉しかったですね。
0から1を創るのは自分には難しいですが、誰かが作ったものをしっかり立つようにすることはできます。建築を学んでいた時も、設計やデザインより、誰かがデザインしたものをしっかりと立つように実現する構造設計に興味を持っていました。
建築学部では実現が難しかったですが、今も似ていると思っています。
自分にとっては、誰かが作ったものを支えるセキュリティの業務が性にあっていて、やりがいを感じるところなのかもしれません。

LSに入社してみて良かったことは何ですか?

分野問わず勉強ができるところ

お客様やチームメンバーと会話をするために、技術への理解が必須であることを痛感しています。円滑に業務を進めるためにも技術がまず必要だと考えています。
人の顔色をうかがってしまうためコミュニケーションで自己嫌悪になることが多かったですが、勉強は全く苦ではなく、むしろ何かに絞られる方が嫌で、全部やりたいと思っていました。はっきり理由を言語化できず面接では伝えられていませんでしたが、LIFESYNCでは全部できているので、入社してよかったなと思っています。

入社前から学習はしていたのですか?

スクールに通っていた時に、Udemyというオンライン学習サイトでクラウドを少し触ってみたことがあります。なんだこれは!すごい!と思い、AWSを中心でやっている会社も探していたことがありました。
クラウドは自分でも触ろうと思えば触れるので、現在も自分で触っています。また、LIFESYNC内で開いてくれている勉強会に参加して触ったり、資格を取得することで今も知識を増やしています。
ただ、いろいろやりたい中の一つですね。クラウドに限らずいろいろやれてることが一番です!

キャリアプランはありますか?

やりたいことを絞らず、すべてできる人になりたい!

その場で「これ!」と思うことが多いので、大きな目標は立てていません。
「その時にやりたいと思ったことができる人間になる」というのがモットーなので、一つ何かに絞るのではなく、様々なことに取り組んでいきたいです。
役職についてはまだイメージできていませんが、最終的には全部できる人になれたらいいな!技術面ではできるだけ幅広い分野の知識を持って、仕事で頼ってもらったらどんなことでも貢献できる人になりたいと思っています。

入社前と入社後のギャップはありましたか?

予想より幅広いのが嬉しいギャップ

幅広い分野の業務をしたいと思っていて実際にできているのですが、予想していた以上にすべての分野にもっと興味を持ったのが嬉しいギャップです。
また、雰囲気もふんわりとは感じていましたが、入ってみて「人がいいなあ」と心から思いました。
コミュニケーションが取れずに長く働けないのではないかの懸念もありましたが、あるときふと「あ、働けてる」と感じられたのもある意味ギャップですね。週5日余裕で働けていて、普通に当たり前に朝起きて会社に来て無理なく仕事ができているのは、雰囲気が良く、会社に行きたいと思えているからだと思います。

25か条で心掛けている、好きな、意識している理念は何ですか?

13.学び続け、成長し続ける人材

一番できていると思うのは、これです。
これからも忘れないで継続していきたいなと思います。
今意識しているのは、9.肯定的でプラス思考の人材です。今年の目標です。
自己嫌悪になることが自分のだめなところだと思ってしまうけど、そう思うのも自分なので、その自分を受け止めて生きていきたいと思います。

目指したきっかけはありますか?

理念25か条いろいろある中で、私の中ではスタートラインの項目だからです。
これができたら、気配りや思いやりも持てると思っています。
まず自分を満たしてからやっと周りにも目を配れるかなと思っていて、フォロワーシップも、自分に対してプラス思考だからできることだと思います。
ある社員さんから、「資格もたくさん取っていて、十分前向きでプラス思考だ」と言ってもらったことがあります。確かに技術を学ぶことに対してはプラス思考ですが、性格面では自分に否定的になってしまうことが多いんです。そこをプラスに考えていけるようになることが第一かなと思っています。それができたら、もっと周りを見ていけるようになるかなと思っているので、今年の目標です。

そのあとは、10.人(顧客、仲間、家族)に好かれる人材、11.気配りや思いやりがある人材を実践していきたいです。
リーダーシップは一番ハードルが高いかもしれないけど、それはおいおいで。
まずは自分に自信をもって、心を豊かにしていきたいです。

目標としている人はいますか?

自信で判断して案件を推進できる人になる

セキュリティのプロジェクトでかかわっている上司Oさんです。
まず仕事ができるところ。一人でもやり切れるのが単純にすごいなと思います。
また、並行で掛け持ちしながら複数プロジェクトをこなしています。
仕事をやり遂げるには何が必要なのかを自分の中でたてて、必要な情報を取捨選択できるのだと思います。
診断のプロジェクトもOさん一人でやり取りをしてくださり、私に指示を振るときは細分化したうえで指示を振って、手順書や最初のフォローをしてくれました。必要な指示はすべて準備したうえで振ってくれます。こちらからの質問もとても的確に返してくださいます。
最初にOさんと一緒に仕事をしてしまうと自分の質問力を勘違いして、他の人と仕事をしたときに「あ、ダメだ」と思うことが多いんですけど(笑)
私は話がまとまらずに長々話してしまうことも多いのですが、間違いなく意図を組んで、要点を抑えてくれるところも尊敬しています。簡潔に、正確に対応してくださいます。
判断を自分一人でできるのも尊敬している点の一つですね。
Oさんは脆弱性診断のプロジェクトにずっと従事されてきたわけではないのですが、多岐にわたる診断ツールの使い方を、少し触ったときの経験を思い出して作ってくれています。
私は何回もツールを触って、時間をかけてやっと作れるようになるので、インプットされていたり、一つ一つの作業スピードがはやいのはすごいと感じています。一人でできるようになって初めて、周りの人と協力をして進められると思っているので、一人でもできるし必要があるときはみんなでやるというくらいの人間を目指しています。

業務以外でも野球部に所属、最近ではキャンプイベントも企画するなど活躍されていますが、きっかけはありますか?

居心地の良い場所だから、自分も何かしたいと思えます

もともとイベントに参加するのが好きで、中心になって盛り上げることはできないけど、楽しい空気は好きなので参加してみようと思ったのがきっかけです。
野球部はとっても居心地が良かったです。年齢層が近めなのもあると思います。スコアラーのお仕事ももらえて嬉しかったです。毎回応援には行っていますが応援だけでもいていいのかなと思っていて、だから仕事を探していたら、スコアラーの仕事を与えてもらえて、マネージャーにしてもらえて、とてもうれしかったです。
今ではキャンプを企画するまでになっていますが、実は話すのや考えるのが苦手で、今でも苦手です…でも、キャンプの運営は、自ら開催したいと思い、やらせていただきました。
一緒に企画したKさんが引っ張ってくださったのですごく有難かったです。
実際現地に行ってみて見つかる足りない部分には、「あー足りなかったな」と思いますが、場にいた方々が調和的で楽しそうにしてくれたので、空気が壊れず温かさを感じました。
自分自身は自由に楽しむというより周りを見ていることが多かったですが、みんなの楽しそうな空気を感じることができたのでまた来年もやりたいですし、今年足りなかったものは改善していくぞと意気込んでいます。やらせていただいたことで、話したり考えることへの苦手意識は減ったかなと思います。
終わった後に、次はもっとこうしたい、もっとこれが必要だったと考えられるようになったのは成長を感じました。今までは、今回失敗しちゃったな、やっぱり苦手なんだな、向いてなかったなと感じてしまうところがあったのですが、今回は今回がベストだから次はこうしようって考えられるようになりました。
そういう考えになったのは、自分から動いていく一つの自信になったんじゃないかなと思います。

どういう人が活躍できる会社だと思いますか?

やりたいって言ったらできるのがいいところだなと思っています。
この1年間で、技術もプロジェクトもいろんなことをできました。
チューター、社員コミュニケーション活性化プロジェクト、研修強化プロジェクト、総会の登壇、野球部のマネ-ジャー、キャンプ運営、初の自社サービスである「ITMedical」サービスの初期メンバー、セキュリティ研修の講師などなど、たくさんことをやらせていただきました。
いろいろなことをやりたい人が活躍できる会社だと思います。
一つでもいいし、たくさんでもいいし、何かやりたいことがある人です。
業務ももちろんそうだし、それにプラスして業務以外のことももっとやってみたいとか、日に日に仕事も幅が広くなっていると思うので、仕事でもいいと思います。
何かしらやってみたいと思う人、向上心がある人ですかね。
やったらやれる気がするし、うずうずしてる人はいいと思います。
やりたいなって思う人はやれる会社だと私は感じています。

コミュニケーションが苦手な人へ

ゆっくりでもいい、伝えようという意思を大切に

私の中のコミュニケーションとは、つっかえずに相手が求めることを簡潔に正確に話せるということです。
スピーディーにやり取りできなくても、ちょっと時間がかかっても、ちゃんと伝えようと思えば受け取ってくれます。LIFESYNCはそういう場所です。
就活の時も思いましたが、受け取ってくれる人次第で話しやすさがかなり変わります。LIFESYNCでは「天使の反応」「悪魔の反応」という教えがありますが、LIFESYNCは天使の反応の方が多く、話し手からしたら相当嬉しいですし、それもコミュニケーションだと気づきました。ありがとうございます。
気を付けていることは、頭を振って相槌を打つことです。言葉に出ているか、ちゃんと相手が気づく反応になっているかは分からないけど、ちゃんと受け止めようと心がけています。
相談事だったら、解決できる手段を考えようって思って聞きます。
雑談は、なんて答えたら良かったかなと考えてしまうので苦手ですが、LIFESYNCの方はそこまで気にかけてくれる人が多いです。それに甘えず自分もそういう人間になりたいと思っています。

就活生へのメッセージをお願いします

素直な思いを伝えてください!

志望動機や自己PRで何を話せばいいのか、迷っている方は多いと思います。
私自身昔はそうで、「こう言わなきゃいけないのかな、このくらい言わないとダメかな」と高い高い理想を作ってしまい、何も話せないこともありました。
でも、どんなものでも、これがやりたいとか、これに興味があるとか、自分が素直に思ったことを言えればいいんだなって今は思います。
そうしたから、LIFESYNCに巡り合うことができました。
今の時点で自分が思っていることだけで充分なので、理想を創らず思うままに話してほしいです!皆さんにとって、思うままに話せる場所がLIFESYNCだったら嬉しいです。